名称: 株式会社ミスファブリック
所在地: 本社:東京都中央区日本橋小舟町
代表者: 代表取締役 深須正夫
26年前に丸紅を退社して独立し、三井物産と業務委託 契約を締結してスタート。現在は有力アパレルを中心に服地及び二次製品を取り扱っている。生地は日本全国 の生産地、ファイバーメーカー、中国等幅広く、製品は主に中国で生産。上海の浦東空港近くに昨年7月縫製工 場(400名)が完成し、現在フル操業中。
<写真>上:代表取締役 深須正夫 様
     左/左下:社内/社長席でパソコン操作
     右下:社内のパソコン(電算番頭TOPメニュー)
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合わせたシステム
 三井物産と業務委託契約を結び、三井物産の名前で仕事を始めました。 主に婦人用の服地をメーカーから仕入れ・加工し、主にこの辺りの三井物産で指定された問屋に卸していました。 当時、三井物産がオフコンで処理していたので、弊社も合わせてオフコン ユニシス(当時ユニバック)を導入しました。 仕入れから請求書まで、全部オフコンで処理し、そのデータを三井物産に送っていました。 三井物産は最終データが欲しい訳ですから、ソフトを三井物産に合わせる必要があったんです。 当時はこの辺の生地問屋さんにはFAXも入っていない時代でしたので、かなり大変なことでした。

代金の回収と支払いは三井物産が行い、契約から加工・デリバリー・請求書の発行までが弊社の仕事で、 三井物産の請求書も出していました。その仕事に対して、弊社は手数料を頂く。これが1番最初の仕事でした。 1〜2年後には、弊社自身の取引先が増え、同じオフコンで処理すると、混同してしまうのでオフコンを 別に新しく1台買い足しました。

時代の流れ
 問屋がどんどん減少し、現在ではこの辺りの生地問屋さんの数は最盛期の2割くらいになってしまいました。 これでは将来性が無いということになり、今から12〜13年前から売先にアパレルを加え始めました。 当時、オフコンは3年ごとに新しくしていました。導入初期は、事務机くらいの大きさがありましたが、 3年もすると1/3程に小さくなり、また3年後には更に1/3と小さくなっていきました。オフコンは変えず、 ソフトを使い易いように少しずつカスタマイズして、今の形になりました。
ソース公開が面白い。
 オフコンそのもの自体が年々減少して、オフコンの解かる人やSEさんも減少していく中、 弊社が頼んでいたSEさんも、年をとってきました。オープンシステムに切り替えを考え始めたのはそんな時でした。 パソコンは、画像やデータを取り込んだり、ダウンロードなどが簡単にでき、いろいろと加工出来るのが魅力的と感じました。 オフコンでも出来ないことはありませんが、パソコンの方が断然簡単ですからね。 オフコンからパソコンに切り替えを考え始め、いろいろとセミナーや講習会に参加しました。 電算番頭のセミナーにも行きました。電算番頭の内容を聞いて、これなら弊社に適したカスタマズをすればいけるな、 ソース公開、これは面白いなと思いました


問題発生
オフコンのSEが社内にいたので相談したところ、「やりましょう。ソース公開なら、僕がやりますよ」と 言ってくれたので、電算番頭に決めました。はじめはソース公開だから、うちの使いやすいように作って もらうつもりでした。ところが、SEが病気をして、元気がなくなってしまい、 電算番頭の研修会にも参加しましたが、大変だと・・・やめてしまったんです。 電算番頭を入れて10ヶ月以上使ってなかった。 結局、オーサスさんにいろいろと交渉した結果、後藤社長がうちでやりますと言って下さり、 カスタマイズをお願いすることになったんです。
完璧なのに使えないシステム?!
 アパレル加工は生産管理を使えば出来るのですが、結構複雑になってしまうケースが多いので、 本当に細かく作ろうと思うとかなり大がかりなことになります。三井物産でも4〜5億かけ、オフコンでアパレル加工を 完璧に管理できるソフトを作ったのですが、使い切れなかったようです。使おうと思うと大変なインプット作業が必要です。 洋服には、表地がり、裏、ボタン・・・その他にも複数の付属品があり、そこに更に加工賃がある。 全部正確にインプットしていたら、日が暮れちゃう。結局、誰も使い切れず、実用に耐えなかったようです。
商品が経済単価の高いもの、例えば自動車とかもっと大きな飛行機のような生産量も少ないものなら複雑な 生産管理ソフトを作っても十分に採算が取れますが、繊維製品のように単価が低く、しかも多品種少量或いは大量のものは、 複雑なソフトでもなるべく簡単に誰でもが使えて、しかも内容が十分に把握出来るソフトが必要です。

販売管理だけでコストを完全把握!
 弊社では電算番頭の生産管理画面を使わずに、販売画面の仕入と売上だけを使い、その中に委託加工を入れました。 オフコン時代に私が考えたやり方です。ソフトには制約がある訳ですから、制約をなんとか避けながら電算番頭に 当てはめていきました。 原料の生地が入って、それに対して付属その他の費用が増えても数量が変わらず金額だけ増えるように・・・。 要は製品毎のコスト計算が出来るようにしたんです。その為に全ての経費が入るようにしてもらいました。 ひとつの枠に全ての経費が入れば良い訳です。そして、生地が製品に変わった時、即ち最後に縫製加工賃が入った時に、 メーター数が着数に変わるようになっています。

コストを正確につかもうと思ったら、製品に付帯する経費が全部入らないと出来ません。 本体は本体で、その他は別の経費にすると言うのでは意味がなく、私の考えは製品コストが分かるようにしようということです。 本体だけなら確かに儲かってるように見えるかもしれませんが、それに対してどれだけ経費が掛かっているかを把握することが大切。 その経費を含めた全体のコストが分かれば利益が見える。利益が見えなきゃ意味が無いですからね。 最初、後藤社長とお話を始めたときは、簡単に出来ると云われましたが、カスタマイズを始めてみると、 なかなか一筋縄では行きませんでしたが、今考えるとよくご協力を頂いたと思います。
オフコンディラーが囁いた・・・
 カスタマイズが、なかなか上手くいかなかった時、オフコンに戻ろうかと思った時もありました。 後藤さんに「もう一度オフコンに戻りたい。」と言ったら、「そんなとんでもない!」と言われました。 後藤さんも熱心ですし、共鳴するところがありましたからね。2〜3回言ったかな。 心から戻ろうとは思っていなかったですけどね。(笑)実は、今だから言えますが、 その頃従来のオフコンディラーが色々と言って来たんですよ。「オフコンもこんなに簡単になりました。 是非もう一度、オフコンを見直してください!」と、かなりしつこく言って来ました。

変えるつもりはない
 去年(2005年)の5月から電算番頭に切り替えてから、1ヶ月だけ並行稼動しましたが、 その後はオフコンを全く使用していません。実際に運用してみると、いろいろと要望が出てきましたが、 その都度対応していただき解決済みです。今も、1〜2箇所対応をお願いしているところがありますが、 それが終われば完全とまでは言わないまでも、かなり希望したシステムと近い形になっていると思います。

「今後のシステムへの期待ですか?」
だいたい思う通りにはなってきているので、あまり変えるつもりはないです。 ほとんど要求したいことはお願いして対応していただいていますから。仕事が変われば別ですけど、 今の仕事をやっている以上は変えるつもりもありません。 後藤社長には、開発の加藤さんを含めて大変にお世話になりました。何度も無理をお願いしてきましたが、 聴いて頂いて感謝しております。 開発していただいたソフトは完璧に近いと思います。既にオーサスさんでは、 このソフトで他の会社に成約されたようですが、今後もかなり広範囲に使用できると思います。
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